ベンチャーのためのビジネスヒント

ソーシャルメディアを活用したプロモーションの課題

Twitter や Facebook などのソーシャルメディアにある程度、
通じてい人であれば、これらのサービスなどをうまく使い、
ソーシャルメディアが好みそうな「ネタ」を発信することで、
一時的に爆発的なトラフィックを生み出すような
プロモーションを仕掛けることができる。

しかし、このプロモーションで得られるものは、日々、最新のネタを探している
イノベーターやアーリーアダプターの層であることに注意しなければならない。
このようなユーザーは、非常に流動的で、日々新しいものを探しており、
ほぼ自動的に新しいものから次の新しいものに移っていく傾向がある。
常に最新でなければ、ならないのだ。

ゆえに、一時的に爆発的なトラフィックを生み出しても、
それが安定したユーザー数（ファン）の確保へ続かない
といった不思議な蜃気楼を見ることになる。

ただ、一時的に多くの人に知ってもらえるということに価値はある。
重要なのは、そこから如何にして、比較的非流動的なアーリーマジョリティなどの層を取り込み、
囲い込んでいくかということだ。
最初に課金が発生するスマフォアプリや、月額課金が発生する携帯サイトなどはともかく、フリーミアムなサービスモデルを考える場合、適切な戦略が必要になる。

 

 

 

「君のラジオ」にはまった

「君のラジオ」という、すばらしいサービスに出会ったので、紹介する。
twitter というサービスに出会った時以来の久々のヒットだ。

「君のラジオ」は、Youtube のプロモーションビデオなどを映像としてではなく、音楽プレイヤーとして連続再生してくれるサービスだ。

何が気に入ったかというと、プレイリストは作成できるが、再生したらその局はプレイリストから消えるというように、とにかく何かを連続して再生するという機能に絞られている点だ。

再生中の曲にコメントしたりとかもないし、「いいね」みたいなのもない。ただ再生するだけで実にシンプルだ。誰かが再生している局は「public timeline」から見えるので、適当に、プレイリストに追加して再生すれば、いろな音楽に出会えるかもしれない。まさに、「僕のラジオ」だ。

 

 

[お題]次にガラパゴスと称されるものは何か

携帯電話の世界では、i-Phone、アンドロイドなどのスマートフォン流れで日本古来の携帯を「ガラパゴス」と称されていますが、「次にガラパゴスと呼ばれるのは何か？」というのがお題です。

私個人としては、日本のIT業界（ゼネコンや下請け構造）が、海外からの何かしらの力で「ガラパゴス」と称され、新しい波が押し寄せるようなシナリオを密かに希望しています（根拠はないですが）

「音楽業界に構造改革を。新ビジネスモデル提唱でワールドスケープ設立」について

「音楽業界に構造改革を。新ビジネスモデル提唱でワールドスケープ設立」- VentureNow
http://www.venturenow.jp/news/2011/02/08/1846_009815.html
※ 上記ページにすばらしい言葉が書かれているので是非読んで欲しい。

iTunesストアなどで音楽がネットで販売されるようになってから、いつか音楽業界にも、このような新しい流れが起こるんじゃないかと思っていた。レコード会社の役割は変わらなければならないのかもしれない。

アーティストは、テレビやラジオ、CDショップといったメディアを使わなくても、Youtube や Facebook のようなソーシャルなメディアを使いファンとのコミュニケーションができるし、お金をかけてアルバムを作って販売しなくても、ネットでダウンロード販売もできる。アマチュアとプロの境界線のようなものは薄れていくのかもしれない。

著作権や収益モデルなど多くの障壁があるだろうが、
個人的にがんばって欲しいと思う。

［お題：サービス］Feedmyapp

［お題：サービス］今、一番気に入っているWebサービスへの回答です。

気に入っているというか、毎日チェックしているサービスは「Feedmyapp」でしょうか。
このサイトでは、海外のサービス、ソフトウェア、スマフォアプリなどのサイトを毎日紹介してくれています。海外のサイトなのですべて英語ですが、サービスの要約レベルなので、まぁがんばって読めばなんとなくわかります。

面白いのは、ここで紹介されるようなスタートアップが、何ヶ月後に日本でローカライズされてローンチすることでしょうか（グルーポンとかね）。毎日見ていると次に日本で流行るであろうものの予想ができます。

そんな感じで面白いので、英語の勉強もかねて毎日見ています。

新年のご挨拶と抱負：「やってみる年」

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

現在のIT業界は変化期にあり、多くのメディアなどで日本人も海外に進出しなければならないと言われています。そのような状況の中で、私自身も、英語の勉強など今までしてきた実践の場として何か、英語で活動してみたいと思っています。まだ、何をするかは具体的ではありませんが、今年は「やってみる年」にしたいと思っています。

近況などありましたら、このブログでもご報告させて頂きますので
よろしくお願いいたします。

これをもって、今年の抱負とさせて頂きます。

ITゼネコンとソーシャルアプリ

私が今の会社で働くようになってからはや９年。
当時、営業力も技術力もない小さな会社で生きていくには、ITゼネコンの下で
派遣などして人月単価の中に身を投じるしかなかった。
（それが普通だと思っていた）

でも、今の時代はiPhoneとかソーシャルアプリとか選択肢がある。
それを考えると今の時代は昔よりだいぶましだと思える。

これから時代はITゼネコンではなく、ソーシャルアプリに代表されるような新しい勢力が
日本のIT産業そのものをITゼネコンに代わって牽引していって欲しい。
そうすれは、日本のIT産業も少しは良くなるかな･･･
（つぶやきでした）

ＷＥＢデザイナーが基礎力を身につけたい時に読むといい本

うまく自分のデザインができないＷＥＢデザイナーさんやＷＥＢデザイナーを目指している人に読んでもらいたい本を紹介します。

コンピューター関係のＨｏｗ　Ｔｏ本なら書店にいけば様々な本があります。しかし、ほとんどがＨＴＭＬやCSS、特定のソフトウェアの使い方など、リファレンスや小手先のテクニックに関するものばかりで、仕事で本当に使うノウハウや、視覚心理学としてのデザインの基礎を解説してくれるものは、ほとんどと言っていいほどありません。

そんな人にお勧めなのが、ＤＴＰ業界のＨｏｗＴｏ本です。
ＤＴＰ関係だから関係ないとか古臭いとか思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ＷＥＢデザインよりもＤＴＰの歴史は長く、今の日本のＷＥＢデザインのほとんどはＤＴＰ業界から端を発しています（もう一端はシステム開発業界）。確かにＷＥＢと紙では根本的に異なる部分（読む方向とか）がありますが、ＤＴＰの歴史で培われた「読ませ方」のノウハウはＷＥＢデザインも通じる貴重なノウハウです（特にグリッドデザイン）。

ＷＥＢデザイン関連のブログなどはインターネット上に多くありますが、これらのＤＴＰ関係のブログは少ないので、ノウハウがまとめられた書籍を探す方法をお勧めします。こういった書籍は、書店で芸術のエリアにあるので注意です。

すこし暇があったら書店のコンピューターのエリアでなく、芸術のエリアを散策してみてください。あなたの基礎デザインを底上げしてくれるいい本が見つかるかもしれません。
（※ 内容が内容なのでAmazonでタイトルだけ見て買うのはお勧めしません。ちゃんと中身を見て買ってください）

↓この本はすばらしいと思いました
基礎から具体的な応用までをカバーしている良い本です。

英語の勉強を始めた理由

私ごとなのだが、はずかしながら少しだけ英語を勉強している。

英語といっても、ビジネス英語のような難しいのではなく、日常会話ができたらいいなー
くらいのレベルを目指している。
なぜいまさら英語が不得意でテストでは赤点だった私が、
英語を勉強しようと思い立ったのかという経緯について書いてみる。

早見優・ウイッキーさん

我々が子供のことの英語のイメージというと、英語がしゃれべる＝とにかくすごい！
というイメージがあり、我々が接することができる英語とはテレビでやっていた「早見優」「ウイッキー」さんに代表されるような、テレビやラジオを通しての加工されたコンテンツであった。とりわけコミュニケーションとしての英語といえば、観光地なので外国人の観光客に道を
聞かれるという極めてまれなケースのみであった。

そのため、英語＝非日常という強いイメージがあり英語を操れる人がまるで
有名人のように僕の目には映っていた。

きっかけはyoutube

時は過ぎそんな少年もおっさんになり、世間はインターネット時代まっさかり。
youtube なるものがあるとうわさに聞き、どんなものなのかチェックしていたときの話。
最初は何を見ればいいのかわからず面白映像などを見て大喜びしていたが、しばらくしてこれが世界中と繋がっているということに気が付いた。

大好きな洋楽のアーティスト、海外の人気番組、日本では公開されていない映像や情報を僕のパソコンで見ることができるということに感動を覚えた。
同時に、「何を言っているのか知りたい」という気持ちからコミュニケーションとしての
英語力のなさ落胆した。

ーインターネットは世界と繋がっている
の本当の意味が理解できた瞬間だった。

私は知らず知らずのうちにインターネットに仮想的な国境を作って、インターネットを使っていたのだ。
インターネット上では、英語ができるようになることで、
今の何十倍の人達とコミュニケーションしたり、彼らが書いた文を読んだりす
ることができるようになるのだ。これはよく考えるとすごいことだ。

そんなこんなで英語を勉強しようかと思い立った。

実際のところ、勉強し始めて１年になるが、なかなかうまくなった気がしないけど、
自分自身が作ったインターネット上の国境はだいぶ取り外せた気がする。

ネット上では mixi はやめ、facebook, twitter, youtube にアカウントを作り
気に入ったものがあればなるべく英語でコメントを投稿したりするように
している。勉強したことを活かす実践の場だ。ネットゲーでさえも英会話の実践の場と
なる（英語だけじゃないけど･･･）。
結局のところ自分自身の気持ちの問題なのかもしれない。

 

Ping（iTunes）を使ってみた

iTunes 10 から Ping というSNS的なものが搭載されたということで、いまさらですが使って見ました。

↑ポストされた動画を再生している図 このPingですが、SNSというよりは twitter に近いタイムラインインターフェースで、自分がフォローしているアーティストからのポストをタイムライン上に受信するといったもので、配信側（アーティスト）と受信側（ファン）とでたぶんインターフェースが分かれているようです。
（※ アーティスト側を見たことがないので予想ですが）

ポストには、本人のつぶやきであったり、フォローした・された、商品のレビューなどがタイムラインに表示されます。私がすごいと思ったのは、アーティスト側からのポストとしてビデオ（iTinesストアにないものもOKのよう?）・ミュージック（iTunes ストアにある視聴版）・画像といった様々なメディアを配信できるところと、それらとの iTunesストアとの連携部分です。

↑IMSの商品とリンクしている図 
 

このような機能により、Pingはアーティスト側から見たときに魅力的な販促ツールとして見えるのではないかと思います。

今のところ日本のアーティストの登録は少ないですが、これから登録が増えていけば、音楽関係では twitter よりも大きくなる可能性を秘めているかもしれない。なにより、「おまけ」を配信してフォロワーを増やし、iTunes ストアとの連携を使い販促するという一連の流れをデザインしているところ辺りはさすが Apple と思ってしまいます。これから期待できるサービスです。